コラム

大人数ほど早く予約する? 1店舗の12月の台帳を人数別に比べた

2026-10-01

大人数ほど早く予約する? 1店舗の12月の台帳を人数別に比べた

忘年会の予約は「大人数ほど早い」とよく言われます。でも、何人から差が出るのでしょうか。都内で宴会予約を受ける立場から、渋谷の居酒屋1店の予約台帳を人数別に数えました。対象は2025年12月に来店日が設定された予約です。電話、ネット、直接来店など、経路は限定していません。

ここで測るのは、予約を受け付けた日から来店日までの暦日数です。たとえば12月10日に受け付け、12月17日に来店する予約なら7日。時刻は考慮しません。キャンセルされた予約も、「その日に予約が入った」という事実として最初の集計に含めます。

2〜3名と20名以上では、中央値に15日の差

予約受付から来店までの日数を、人数帯ごとに並べると次のようになりました。「中央値」は、日数を小さい順に並べたときの真ん中の値です。

人数 件数 中央値 7日前以上に入った予約
1名 72件 3日 12件(16.7%)
2〜3名 432件 1日 73件(16.9%)
4〜7名 335件 3日 111件(33.1%)
8〜19名 217件 8日 117件(53.9%)
20名以上 27件 16日 21件(77.8%)

合計は1,083件です。2〜3名は、半分ほどが来店前日か当日に受付された計算です。一方、8〜19名では真ん中が8日前、20名以上では16日前。7日前以上の比率も、2〜3名の16.9%から8〜19名の53.9%、20名以上の77.8%へ上がっています。この店の12月は、人数が増えるほど早く入力された予約の比率が高い、という結果でした。

人数別・来店7日前以上に入った予約の割合を全予約と退店のみで比べた棒グラフ

人数別・来店7日前以上に入った予約の割合(渋谷の居酒屋1店/2025年12月来店日/人数0・負日数を除外)

ただし、1名は2〜3名より中央値が長い3日です。「人数が1人増えるたびに必ず早くなる」という単純な並びではありません。また、20名以上は27件と少なく、少数の予約で数字が動きやすい区分です。

キャンセルを除いても傾向は残るか

上の表には、後でキャンセルされた予約や、台帳上「来店待ち」のままの予約も入っています。そこで、ステータスが「退店」の予約だけを取り出して、同じ計算をしました。

人数 退店件数 中央値 7日前以上に入った予約
1名 25件 0日 0件(0.0%)
2〜3名 318件 0日 44件(13.8%)
4〜7名 213件 3日 62件(29.1%)
8〜19名 143件 8日 77件(53.8%)
20名以上 15件 16日 13件(86.7%)

退店に絞った714件でも、2〜3名より8名以上のほうが早く受け付けられた傾向は残ります。ただし、1名の中央値は3日から0日に変わりました。キャンセルを含めるかどうかで結果が動く区分もあるため、表の母数は分けて読む必要があります。

幹事なら、この数字をどう使うか

8名以上の会を計画しているなら、人数と候補日が見えた段階で店に空きを尋ねる材料にはなります。20名以上の予約は、この店では27件中21件が7日前以上に入りました。とはいえ「16日前なら席が取れる」「1週間前では遅い」とは言えません。台帳は実際に入った予約を記録しているだけで、問い合わせて断られた件数、残席、満席になった日時は記録していないからです。

幹事としては、候補日とおおよその人数を伝え、席の条件と人数変更の期限を店に確認するのが現実的です。人数確定を待つ間に候補がなくなる可能性も、逆に直前に空きが出る可能性もあります。今回の数字を「予約成功の締切」として使わず、確認を始めるきっかけとして見てください。

集計上、元の1,126件から人数0の41件と、受付日が来店日より後の2件を除きました。人数や日付の欠測はありません。これは渋谷の1店舗、2025年12月だけの結果です。他店や別の年の傾向を示すものではありません。

渋谷で会場を探すときの、個室・貸切の条件整理は渋谷の忘年会・貸切ガイドにまとめています。この記事の台帳集計とは別のガイドです。